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2017/12/27
「はじめてのジャズとアドリブ入門」 略して「はじめてジャズ」 これを楽しむ素敵なやり方を体験取材して紹介する第二回目。 この本には二枚のCDが付属しています。 前回紹介したのは、 ただひたすらこのCDを「かけっぱ」にして練習すること。 この方式にはメリットとデメリットがあるんだけど、まずは理論上のデメリットからご紹介しましょう。 管楽器練習法の基本常識として「間違ったらそのまま吹かず、いったん楽器を離して冒頭からやり直す」という、 実にスパルタンな精神論があります。 そういう意味では、「かけっぱ」の練習法は「間違ってもやり直さず、ひたすら吹き続ける」ことになるわけで、 真っ向から対立してしまうのですね。 ところが、この本に限っては実際にやってみると、この、 「間違ってもやり直さず、ひたすら吹き続ける」 という手法が効果抜群なのです。 つまり、普通ならデメリットになるはずのことが、 メリットにつながっているわけで。 それはなんでか、じっくり考えてみました。 たぶんそれはジャズ特有の「リズム」を身につけられる仕組みが、 この音源自体に備わっているからじゃないか…そう思うに至りました。 一枚約1時間程度、間違ってもいいからひたすら吹き続けるあいだ、 さまざまなリズムや音階、フレーズのほかに、絶え間なく浴びせられるのが 英語によるナレーション それも、ばりばりネイティヴなおっさんによる指示が自動的に流れる。 このネイティヴ英語ってやつが、練習パターンごとに一休みしているあいだ、 知らず知らずのうちに耳になじんでしまうのです。 これが、たぶん効いている。 嘘だと思ったら、ためしてごらん1時間やりっぱなし体験。 英語の国で生まれたジャズが、ちょっと身に染みてくる気分になるはず。 試してみて、そうならない人もいるかもしれんけどね(汗)これは実体験です。 なにより、1時間近く、ずっと楽しく吹き続けられるというのは、 楽器そのものに触れることが少なくなった社会人プレイヤーには、 とってもありがたい体験。 もちろん、1時間あったらこれだけじゃなく、あれもこれも…という気分になるだろうけど、 そこをがまんして。 毎日やれとは言わない。 やさしい顔した「はじめてジャズ」をスパルタンに練習するこの方法。 だまされたと思って一回、試してみてほしい。(続く)
「はじめてのジャズとアドリブ入門」
略して「はじめてジャズ」
これを楽しむ素敵なやり方を体験取材して紹介する第二回目。
この本には二枚のCDが付属しています。
前回紹介したのは、
ただひたすらこのCDを「かけっぱ」にして練習すること。
この方式にはメリットとデメリットがあるんだけど、まずは理論上のデメリットからご紹介しましょう。
管楽器練習法の基本常識として「間違ったらそのまま吹かず、いったん楽器を離して冒頭からやり直す」という、
実にスパルタンな精神論があります。
そういう意味では、「かけっぱ」の練習法は「間違ってもやり直さず、ひたすら吹き続ける」ことになるわけで、
真っ向から対立してしまうのですね。
ところが、この本に限っては実際にやってみると、この、
「間違ってもやり直さず、ひたすら吹き続ける」
という手法が効果抜群なのです。
つまり、普通ならデメリットになるはずのことが、
メリットにつながっているわけで。
それはなんでか、じっくり考えてみました。
たぶんそれはジャズ特有の「リズム」を身につけられる仕組みが、
この音源自体に備わっているからじゃないか…そう思うに至りました。
一枚約1時間程度、間違ってもいいからひたすら吹き続けるあいだ、
さまざまなリズムや音階、フレーズのほかに、絶え間なく浴びせられるのが
英語によるナレーション
それも、ばりばりネイティヴなおっさんによる指示が自動的に流れる。
このネイティヴ英語ってやつが、練習パターンごとに一休みしているあいだ、
知らず知らずのうちに耳になじんでしまうのです。
これが、たぶん効いている。
嘘だと思ったら、ためしてごらん1時間やりっぱなし体験。
英語の国で生まれたジャズが、ちょっと身に染みてくる気分になるはず。
試してみて、そうならない人もいるかもしれんけどね(汗)これは実体験です。
なにより、1時間近く、ずっと楽しく吹き続けられるというのは、
楽器そのものに触れることが少なくなった社会人プレイヤーには、
とってもありがたい体験。
もちろん、1時間あったらこれだけじゃなく、あれもこれも…という気分になるだろうけど、
そこをがまんして。
毎日やれとは言わない。
やさしい顔した「はじめてジャズ」をスパルタンに練習するこの方法。
だまされたと思って一回、試してみてほしい。(続く)