
ブラス・バンドのためのジャズ・アンサンブル 全14巻ボックス・セット
定価30,240円(本体 28,000円+税)
著 : Mike Steinel (マイク・ステイネル)
翻訳 : 伊藤 久美子
監修 : -
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イージー・ジャズ・コンセプション クラリネット
著:Jim Snidero (ジム・スナイデロ)
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リズム・トレーニング
著:大久保 宙
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【日本語翻訳解説書付属】The Jazz Singer’s Handbook
著:Michele Weir(ミシェル・ウィアー)
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12キーで練習するジャズ・ライン
著:Steve Rawlins (スティーブ・ローリンズ)
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イージー・ジャズ・コンセプション テナー/ソプラノ・サックス
著:Jim Snidero (ジム・スナイデロ)
「映画で見たようなジャズを
うちのブラスバンドでやりたい!」
「レパートリーのひとつに
ジャズ・ナンバーを取り入れたい!」
というお客様の声が
最近ぐっと増えました。
市販の楽譜もたくさん出ているので
すでにお試しになった方も多いようです。
ただ、メンバーさん、バンマスさんが
最初にぶつかる疑問を解決できず
せっかく用意した曲がお蔵入りに
なってしまうケースもしばしば。
それは…
「楽譜どおりに演奏しても
ジャズっぽく聞こえない!」
というもの。
原因はいくつかありますが、
いちばんのハードルは楽譜の解釈。
ジャズの楽譜は、書いてあるとおりに弾いても
ジャズにならないんです…
4分の4拍子の1拍を2つの8部音符に分けるとき、
通常2つの8分音符はまったく同じ長さになります。
ラテン、ブラジリアン、ファンク、ポップ、ロックなどは
こちらの解釈で演奏します。
いっぽう、ジャズやブルースの8分音符は
「まん中を抜いた8分3連音符」として解釈します。
本来なら8分3連音符の最初の2つをタイで結び
最後の音にアクセントをつけた記譜をするのですが、
ジャズやブルースでは1曲全体をこのように演奏するため
特別に記譜されていない場合がほとんどです。
曲の最初に
という表記をすることで、
8分音符の解釈を説明しているものもあります。
この解釈をバンドで揃えて演奏することで
バンドの音がスウィングし始めます。
こんな調子で、
楽譜そのものは技術的に難しくなくても
ジャズのフィールを出すために必要な基礎知識や
インプロヴィゼイション(ソロ)の練習方法など
知っておきたいことがたくさんあるんですよね。
そんなヒントをぎゅっとまとめたのが、ATNのベストセラー
「ブラスバンドのためのジャズ・アンサンブル」シリーズです。
学生ビッグ・バンド・コンテストの優勝/受賞校のみなさんが
「赤本」と呼んで愛用する、このシリーズ。
みなさんにお使いいただいているのには理由があります。
シリーズ14巻はそれぞれの楽器用に移調されているので
各パートのメンバーが自分の楽器の本を用意すれば
みんなで一緒に演奏することができます。
「コンダクター」巻はリーダー(または先生)用。
全員分のパートがフル・スコアとして書かれているので、
誰のどこに書いてあるどの音が…という指導も
効率よく進みます。
バンドの音をまとめることが
部活の練習やリハーサルの一番大きな目標なのに
なぜかいつも個人練習の延長のような形で終わってしまう…
悩めるバンド・リーダーや顧問の先生の強い味方として
不動の人気を誇るシリーズ、
あなたのバンドにもとり入れてみませんか?
毎日のウォームアップに活かすだけでも
音の違いを実感できるはず!