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BOOKS DATA -詳細データ-

The Jazz Singer's Handbook

The Jazz Singer’s Handbook 日本語翻訳解説書付

定価4,536円(本体 4,200円+税)

著 : Michele Weir (ミシェル・ウィアー)
翻訳 : 木村 小百合
監修 : -

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こんにちは、木村小百合です。年度末のお仕事やご家族の学校行事、確定申告などで忙しさもクライマックスを迎え、音楽活動も疎(おろそ)かになりがちな3月。いかがお過ごしですか?楽器触ってますか?歌ってますか?

こんな忙しいときに音楽やる時間なんてないよ!と思われる方が圧倒的でしょうが、誰もが忙しい時にはバンドのリハーサルが減りますね。リハーサルが減るってことは新曲の譜読みに追い立てられることもありませんね。ということはプレイヤーとしてひと皮むけるべく練習を積むなら今が絶好のチャンスということです。暴論だと笑うもよし、いそいそ楽器を取り出すもよし。この時期にATNのサイトを見ているということは、何か始められたいタイミングなんですよ☆ それでは今月のイチオシ本、The Jazz Singer’s Handook をご紹介します!


ATNの「日本語翻訳解説書」のクオリティがものすごい

表紙をご覧いただいて分かるとおり、こちらは英語の本です。しかしこの本には「日本語翻訳解説書」が付属しています。「どうせ一部だけテキトーに翻訳しただけでなんでしょう?」と思われるかもしれませんが、翻訳した本人が責任を持って宣言します。この解説書、ATNで日本語版を作るときと全く同じ(かそれ以上…あとでお話します)のクオリティです!文字のあるところはひとつ残らず訳しました。いつも通り脚注も入れました。紙面レイアウトは日本語版と同じデザイナーが担当しました。1冊の値段で英語版の原書とATNの日本語版(表紙なし)の2冊がついてくると思って買っていただいて結構です!見比べながら読めば英語の勉強にもなってさらにお得(笑)


ジャズ・シンガーに必要なすべての要素を ヴォーカル・インプロヴィゼイションの著者が紹介

著者のMichele Weir はジャズ・ヴォーカリストの必携書「ヴォーカル・インプロヴィゼイション」の著者で、UCLAで教鞭を執るかたわらアレンジャー/プロデューサーとしてManhattan Transfer のアルバム「The Chick Corea Songbook」にも参加する現役のアーティスト。ジャズ・ピアニストとしてBobby Vinton のワールド・ツアーにも参加する多才ぶりで、本に収録されたコード譜のどれもがこのままジャムセッションに持って行って充分「おっ!」と思わせられる良質なレパートリーのスタイリッシュなアレンジ。ミディアム・ファンクのSummertime、ドラマー次第で軽いスウィングにもボッサにもなりそうなFly Me to the Moon などヴォーカリストのキラーコンテンツ「聴いたことのある曲のひと味違うアプローチ」が満載です。

内容はジャズ・シンガーに必要なクリエイティヴィティとテクニックを「アーティストリー(芸術的側面)」と「マスタリー(技術的側面)」の2つに分け、それぞれの要素が驚くほど分かりやすく効率的にまとめられています。たとえば他のジャンルのシンガーがジャズを歌ってみたい場合には、この本を1冊読めば「曲を選ぶ」「歌詞の内容を膨らませてジャズのニュアンスで歌う」「自分の声に曲のキーを合わせてコード譜を書く」「コード譜にイントロとエンディングを加える」「伴奏をしてくれるメンバーに曲のイメージを伝える」「歌っている最中に自分の意思をメンバーに伝える方法を学ぶ」ことができ、このままジャムセッションに行ってステージに立てちゃいます。ジャムセッションぐらいなら、他の人より経験があるようにすら見えるでしょう。

ジャズのステージ経験豊富なヴォーカリストもイントロやエンディングの新しいバリエーションを学ぶことができるうえ、普段の歌いぐせを矯正するのに役立つメロディのバリエーション方法、「ハーモニック・セオリー(ジャズの音楽理論)を学ぶ」「自分が書いた楽譜の間違いをチェックできるだけのピアノの技術は必要」「楽譜製作に役立つソフトや更なるステップアップに役立つ教則本のリスト」「ヴァンプ、リハモ、フィール、キックなどのミュージシャン用語解説」などの情報は心強いですね。


非ジャズなヴォーカリストがジャムセッションに行くたびに「ああ、やっぱり普段は他のジャンル歌ってるんだ」と言われてしまう屈辱感、あなたには分かってもらえますよね!?(笑) 今まで独学で歌ってこられたヴォーカリストさん、ジャズ・ヴォーカルを始めてみたい楽器奏者の方にもおすすめです。歌える楽器奏者の方はインプロヴィゼイションがお上手なのでヴォーカリストにとっては脅威なんですが、この際ですからみんなで勉強しましょう!内緒ですがこの本、ボストン長期滞在中に翻訳したので、皆さんにより分かりやすくお読みいただけるようAnne (Peckham、ザ・コンテンポラリー・シンガー の著者) にアドバイスもらったりもしています。こんなに贅沢な本はありません。他のお店で買っても解説書は付いてきませんよ!ぜひこの機会にトライしてみてくださいね。感想お待ちしてます!

執筆者:中島(木村)小百合

~ 中島(木村)小百合 プロフィール ~

アメリカ英語発音講師、音楽通訳

木村小百合

学習院大学文学部哲学科を卒業後、渡米。3年半の滞在でTOEIC970点の英語力を取得し、バークリー音楽大学(Berklee College of Music)パフォーマンス学科、ヴォーカル専攻(Performance Major, Voice Principal)で卒業。在学中から音楽と英語、発声と発音の深いつながりに興味を持ち、特に日本語を母国語に持つ日本人固有の発声、発音、話し方の傾向を研究。日本人が「通じる英語」を喋るために必要な「筋肉」「耳」「脳」の3つを総合的に鍛えるトレーニング法を考案し、えいご発音塾 こまば音庵で指導する。

安心して学べる環境を提供するためクライアントの希望に応じてNDA(秘密保持契約)を結び、レッスン中の話題や情報のすべてについて秘密の厳守を徹底。CM作曲家、メジャー歌手、ドラマ俳優、上場会社役員、通訳、英語講師などから厚い信頼を得ている。

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