
The Jazz Theory Book
マーク・レヴィン ザ・ジャズ・セオリー
定価8,208円(本体 7,600円+税)
著 : Mark Levine (マーク・レヴィン)
翻訳 : 愛川 篤人
監修 : -
ジャズ理論書の決定版! 頭(理論)と耳(サウンド)が結びつく感動!
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イージー・ジャズ・コンセプション クラリネット
著:Jim Snidero (ジム・スナイデロ)
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リズム・トレーニング
著:大久保 宙
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【日本語翻訳解説書付属】The Jazz Singer’s Handbook
著:Michele Weir(ミシェル・ウィアー)
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12キーで練習するジャズ・ライン
著:Steve Rawlins (スティーブ・ローリンズ)
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イージー・ジャズ・コンセプション テナー/ソプラノ・サックス
著:Jim Snidero (ジム・スナイデロ)
ATNがイベントなどでブースを出していると、
通りがかりのお客さまがふと足を止める瞬間があります。
ご自分の楽器の本を見つけた方や
平積みにした表紙のデザインにピンと来た方など
皆さまさまざまなきっかけで来店されますが
特に多いのは「ザ・ジャズ・セオリー」を見て
声を掛けてくださるお客さまです。
それもそのはず、「ザ・ジャズ・セオリー」は
496ページ、1.5キログラムの本ですから。笑
2004年12月に日本語版を出版したとき、
各方面から「重い」「かさばる」「誰が読むんだ」などの
クレームが次々に入り、対応に追われた営業は
それはもうてんてこまいだったそうです。
そんなザ・ジャズ・セオリーがATNの大ベストセラーとして
不動の地位を築くには、ちゃんと理由があるんです。
すぐれたジャズ・ソロは1%の魔法と、99%の
説明できるもの
分析できるもの
分類できるもの
やればできるもの
からできている、と 著者 Mark LeVine は言います。
理論というのは、
「なぜ Charlie Parker や John Coltrane が
あのようにサウンドするのか」を理解し、
彼らのプレイを活かしたいと願う
プレイヤーへの手がかりとして考え出されたものです。
音楽そのものではないけれど、
理解することで音楽をより深く
捉えることのできる便利な道具と言えるでしょう。
素晴らしいソロを創りあげている最中、
プレイヤーは理論のことなど考えていないでしょう。
日々の練習を積み重ねて理論やテクニックを
自分のものとし、ほとんど意識せずにそれらを
自由に使えるようになって初めて
演奏中に「その瞬間の音楽を創りあげること」に
完全に集中できるのです。
そのレヴェルにたどり着くためには、
コードやスケールをはじめとするさまざまな理論が
どのように見え、どのように感じられるかを
日頃から意識し、学ぶことが重要になります。
「ザ・ジャズ・セオリー」の最大の特徴は
書かれている内容のすべてに対して
「この理論はこの曲のここで使われている」という実例が
くわしく説明されている点です。
どんなに理論が分かっていても、
その理論を使うことでどのようなサウンドが得られるのかを
耳(音)で理解していなければ、ステージでは使えません。
専門用語の解説や、ジャズ・プレイヤーの常識として
知っておくべきアーティストや名盤のリストなど、
ジャズをやるならどうしても持っておきたい知識を
500ページに凝縮しました。
最初から最後まで通して読むもよし、
困ったときに頼る百科事典として活用するもよし、
生徒に教える時の小ネタ集としてこっそり持つもよし。
一家に1冊は欲しい、ジャズのバイブルです。
1.5キロをあなたの脳内へ。笑